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中目黒の住宅

傾斜する二方道路に面した高台の角地です。
敷地南東に高低差を利用した地下ガレージを設け屋上をコートヤードとして利用すると共に、北西にもエントランスコートとなるオープンスペースを設け、これらにより残された部分を建物としています。切妻のブロックを重ねた雁行型のプランはやや伝統的ですが、南側からの日差しと北東に広がる眺望、更には北西と北東の背後に並ぶ住宅への採光を配慮したものです。それぞれの棟には広い庇を設け、内外の空間を密接に関連付けています。
インテリアは無垢フローリング、現しの梁や束、米松の玄関ドア、大谷石の土間等、自然の素材感を生かした仕上としました。
擁壁の上には塀ではなくドウダンツツジの生垣を設けました。オープンスペースを確保したゆとりのある計画とすることで、古くから存在する町並み特有の雰囲気を残すことにも努めています。

 

敷地   : 東京都目黒区
用途   : 住宅
構造規模 : 木造地上2階・地下車庫
敷地面積:199.48㎡
建築面積:82.97㎡
延べ面積 : 157.19㎡

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